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カナダで「TSUNAGARI(ツナガリ)旅」が始まる

カナダ、日本、そして全世界

2022年は、僕が何度も旅をして、たくさんの人たちに出会ったカナダで「TSUNAGARI(ツナガリ)旅」が始まる年になるだろうと思う。

カナダに行けない日々が2年も続いた。そうして再開されるカナダの旅は、きっとその在りようも大きく変わるはずだ。なにしろコロナを経験したのだ、これからは人の住む土地に行って楽しませてもらう以上、お互いにとってハッピーな旅でなくてはならない

旅人がその土地の暮らしや歴史、人々の営みに目を向け、地元の人たちが何を大切にしているかに思いをいたし、嫌がるようなことはしない。TSUNAGARIを感じることで、旅人には忘れられない場所が増え、地元の人は「来てくれてよかった」と思えるような旅。人が旅することで幸せが広がり、幸せが増えていくような旅こそが、「TSUNAGARI(ツナガリ)旅」だと僕は思っている。

カナダではたくさんの愉快な人たちに出会うことができた。僕も幸せな気持ちでいたいし、カナダで出会った人たちにも変わらずに幸せであってほしい。ふとかつての旅を思い出し、そんな気落ちにさせてくれるのが「TSUNAGARI旅」だ。

そんな旅が2022年、きっとカナダから始まると思う。なにしろカナダ人というのは、ちょっと抜けた感じの人が多いくせに、何かやると決めたらくそ真面目にやり続けるような国民性を持っている。例えば、一度過ちに気づいたら、徹底してそれを償おうとする。そんなカナダがコロナを経験したのだ、カナダでこそ世界に幸せを増やしていく「TSUNAGARI旅」が実現するに違いない。

さて、まじめな話をしていたと思ったら急に食べ物の話で恐縮なのだが、またカナダに行けたらぜひともフィッシュ&チップスを食べたいと思っている。僕はカナダでフィッシュ&チップスに出会うまで正直、このイギリス発祥の食べ物をバカにしていた。丸めた新聞紙の中に、揚げたポテトと揚げた白身魚をドサッと入れ、ビネガーをドバドバかけたジャンクフード。しかし、カナダで実際に経験したフィッシュ&チップスは、それはそれは美味しいものだった。

もちろん、しょーもないフィッシュ&チップスもあるだろうけれど、たいていが美味しい。新鮮な白身魚のフライに、冷凍なんかじゃない新鮮ポテトのフライ。ビネガーをかける人もいるだろうけど、レモンを絞った方が美味しいし、タルタルソースをたっぷりつけて頬張ればもう最高なのだ。
旅は本来、楽しくて美味しいのだ。その旅が、世界の幸せを増やすとなったら、こんな素晴らしいことはない。
2022年は、カナダにおける「TSUNAGARI旅」元年になるのだ。2021年の年の瀬に、僕は勝手にそう断言して新たな年を迎えるのだ。

旅の物語(シリーズ)を読む
「メープルシロップ・ワンダーランド」
「ケベック 謎解きの旅」
「永遠のカヌー」
「カナディアンロッキーを越えて」


 

しあわせ写真

カナダで出会った気持ちのいい人たち

この写真は、カナダ最東端のニューファンドランド島で出会ったフィリップ・ミードさん。カナダの人は、みんな愉快で楽しい人ばかりなのだ。